慢性鼻炎の一種に慢性肥厚性鼻炎という鼻の疾患があります。
慢性肥厚性鼻炎は、鼻腔内の下鼻甲介の鼻の粘膜が増殖・肥大して厚くなることで症状が起こる鼻の疾患です。
主な症状としてはとにかく鼻づまりの症状がひどく、両側の鼻がつまりやすいのが特徴です。
(軽度の症状の場合は片方ずつつまることが多い)
一日中ずっと鼻がつまっているなんてことが多く、特に夜に症状が強くあらわれる傾向があります。
鼻がつまることで息苦しかったり、臭覚が鈍り臭いを感じとれなくなります。
点鼻薬などを使用しても効果が期待できません。
鼻水は粘り気のあるドロっとした状態で、後鼻漏の症状がおこることも考えられます。
慢性肥厚性鼻炎の影響で起こりうる問題
鼻づまりがひどくなることが影響して、鼻呼吸が出来ず口で呼吸をしがちになってしまいます。
口呼吸がクセになってしまうことが原因でいびきをかいてしまうようになることも考えられます。
そのまま症状を放置していると、いびきが慢性化してしまうと無呼吸症候群を伴ういびきに悪化してしまう恐れがあります。
本来は口は主に呼吸するための器官ではないので、鼻の鼻毛の様な異物の侵入を防ぐ働きがなく無防備な状態のため風邪を引きやすくなったり、様々な病気にかかるリスクを増やしてしまいます。
慢性肥厚性鼻炎は放っておいても自然治癒することはまずありません。
医師に相談して、手術などの治療方法を選択しましょう。
慢性肥厚性鼻炎の関連記事
コメントを残す